病気と葉酸

葉酸が不足すると体内で様々の弊害を引き起こします。最も代表的なのが悪性貧血です。葉酸の不足による貧血はただ単に鉄分が足りていないという訳ではありません。造血ビタミンの異名を持つ葉酸が足りなくなると体内で正常な赤血球を作ることが出来なくなります。赤血球には身体中に酸素を送る働きがあります。つまり赤血球が足りなくなるということは全身で酸欠が起きているということなのです。

実はこの悪性貧血、昔は不治の病とすら呼ばれていました。治療法が見つかった現代では必要以上に恐れることはありませんが、やっかいな症状には違いありません。

悪性貧血の症状は食欲不振や疲労感など普通の貧血と変わりありません。しかし、悪性貧血がやっかいなのは症状が進行すると排泄障害や記憶障害を引き起こすことです。排泄障害は下痢や便秘を繰り返し、また吐き気を催すことがあります。継続的な胃痛を伴う場合もあります。記憶障害は恐ろしいことに痴呆症すら招く可能性があります。
治療には根気を要するため、早期の発見が大切です。

さらに葉酸はその機能から様々な病気の治療や予防が出来ることが期待されます。
動脈硬化にはホモシステインというアミノ酸が深く関係しています。脂質を酸化させる働きがあり、過酸化脂質が増えると動脈硬化を引き起こす原因や老化へと繋がります。さらに動脈硬化が進行すると命の危険にさらされる重篤な症状を招きます。例えば、心筋梗塞や脳梗塞は血管が狭くなったり、詰まったりすることで引き起きます。しかも動脈硬化が怖いのはなかなか表面に症状が出ないことです。動脈硬化が招いた疾患によって気づけば手遅れの場合もあります。葉酸にはこのホモシステインの値を下げる働きがあります。

さらに葉酸の性質には抗酸化力と免疫力のアップが挙げられます。これはガンの予防に期待出来ます。身体が酸化するということは体内の様々な機能が錆び付いているということ、免疫力の低下は病気やウィルス、異物と戦う力が落ちるということです。いずれも健康にとっては良い状態ではありません。ガン細胞が増殖することで病状は進行します。免疫力にはこのガン細胞が増えるのを抑える働きがあります。また、ガンの原因は遺伝子に異常が発生することです。細胞分裂が行われる時、遺伝子のコピーが行われますが、葉酸にはコピー機能を正常化し、細胞分裂を促進する働きがあります。
しかし、既にガンを患っている人の葉酸の過剰摂取は抗がん剤の働きの阻害や病状の進行を早めてしまうという説もあります。服用する場合には担当医の指示を受け、その上で目安量を守ることが大切です。

INFORMATION

2016/04/06
妊娠中だけじゃない!出産後も葉酸が必要な理由 ページ更新しました。
2016/03/30
葉酸が先天性異常を抑えるしくみ ページ更新しました。
2016/03/26
健康な卵子を育てる葉酸パワーとは・・・ ページ更新しました。
2016/03/22
不妊治療の味方である葉酸 ページ更新しました。
2016/03/15
不妊とは・・・葉酸との関係性 ページ更新しました。

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